練習後記 団長:青山 均

1月6日 結成式

今年も音の輪の季節が始まった。結成式を多摩市民館で行うようになって久しいが、多摩市民館では音の輪の結成式が新年の仕事始めとして定着しているようである。年明けと共に始まる音の輪の結成式は、やはり我々にとっても新年の始まりを感じ新しい挑戦を決意するための最高のスタートラインに立つ晴れがましい一日である。

14回目である。リード博士も81歳になられる。団長の青山も今年50歳を迎える。歳を取ったものである。音の輪の平均年齢もずいぶん上がった。ユーフォ・パートはなんと全員30歳以上の中年組みになるそうだ。若者の顔が少なくなってきた。これは全国共通した現象である。年寄りが元気で頑張り過ぎるからなのであろうか。

そういえば今年は張り切って朝一に来たやってきたのも中年のクラリネット吹きの渕澤くんだった。それから張り切ってやって来たのがこれまた中年組みに入った打楽器の藤本君である。彼がトラックから楽器を下ろしに来たのは音の輪始まって以来のような気がする。それだけではない。いつもなら結成式が始まる頃に駆けつける伊藤先生までが、例年通り来てくれれば良いよと私が言うのを振り切って、トラックに便乗して朝一で入った。今年は、中年組みを先頭にして、何かみんな張り切っているような感じだ。それはただ単にお天気が良く、去年のように雪の心配をしなくても良いからだけではなさそうである。

今年のプログラムの特徴は一部のリードのアレンジ作品と二部のリードのオリジナル作品とのコントラストにある。リード博士の音楽美学のエッセンスがここに掲げられていると思う。彼が手がけたことによって明らかにされた大作曲家たちの作品の中に潜む音楽の秘密が、彼自身の作品の中にも引き継がれていることを、我々は自分たちの演奏から見つけ出すだろう。それを聴衆にも届け、音楽を楽しむ喜びを分かち合いたいと思うだろう。音楽はこうして命を受け生き続けていくのである。

平均年齢が上がってもいい。中年組みが増えてきてもいい。しかし、我々のコンサートを聴いて新しくメンバーに加わってくれた多くの新人たちが今年もいたことこそ、音の輪の目的であり存在理由であり原動力である。そしてそれは取りも直さずリード自身の願いに違いないと思う。

1月26日 第2回練習   またも雪?

皆さんの練習中に楽屋でずーと仕事していた。今日は雪が降るという天気予報を忠実に守ってくれたホールの対処の仕方が良くて、暖房がかなり効いていた。その為か夜から体調を壊し、日曜日と月曜日はちょうど良い休養となった。ちょっと風邪を引いてしまったらしい。喉と鼻に炎症があり、咳がでる。私は花粉症なので鼻の不調は毎度のことだが、喉が痛くて咳が出ると眠れなくなるので辛くなってくる。少し寒気がして熱もあるようだ。おまけに、楽器をしまうときにトラックに頭を思いっきりぶっつけて、右の額に500円玉より一回りくらい大きなコブを作ってしまった。これが結構効いて、Wパンチを食らったように体調を不安定にしてくれた。メガネが壊れなくて幸いだったが、コブは本当に久しぶりだ。最後に作ったのがいつだったかほとんど記憶にない。思い出すのは子供の頃悲惨な出来事ばかり。我々が子供の頃は遊ぶ道具を自分たちで作った。最もよく遊んだのはチャンバラ。木刀にする木を森に採りに行き、形のいい枝を切って持ち帰り、それを削って木刀を作った。これでチャンバラして遊んだから、コブは日常だった。しかし子供の頃はせいぜいコブどまりでそれ以上の怪我などほとんどしなかった。大人になると、コブが珍しいものになり、ちょっとしたことが大事故につながるようになり、日常が危険に囲まれてしまった。我々は、自分の身は自分で守ることができるようになるための教育とトレーニングを必要とする。音の輪コンサートの特別企画として、サックスの三留さんを講師にお願いして、緊急事態の回避の仕方、なるトレーニングを行ってみるのもいいアイディアではないかな。どうでしょうか皆さん?

さて、今年の練習計画はどうだろうか。練習場所のほとんどが幸市民館で、駅から少し遠いが、車で来る人には駐車場が広いので、麻生市民館のようなトラブルもない。ただ、満車には時々泣かされることがありそうだが、今回は結構空いていたのでほっとした。練習時間も、午後と夜に統一し、皆の練習計画が立てやすいようにした。日曜日の朝はゆっくりしていたいもので、1週間分の洗濯や掃除を片付けてから出かけてこれる。夜も7時までの練習なので、終わってから帰宅するまでの時間をあまり心配しなくてもいい時間だ。最近特に引ったくりとか、傷害事件とかが多いので、早めの帰宅を促したい。特に高校生はいつも心配で、パート内でも帰宅時の安全対策を話し合ってほしいと思う。また、仲間同士で練習終わってから飲みに行ったりするにもちょうどいい時間かな。でもホールの周りには寄っていくようなお店は見当たらないようだが。この幸市民館を来年もメインの練習場として使用していく方針なので、行きつけの店なども探したいところです。

2月8日からA. Reed 博士が来ます。17日にグリーンホール相模大野でコンサートをします。詳しくはここを開いてみてください。時間のあるひとは聴きに来てください。

昨日、田中外相が更迭され辞任した。夜のテレビで、この問題に関する緊急アンケートが携帯電話を通じて実施された。30分くらいの間に27,000件くらいのアクセルがあり、その結果、小泉内閣に対する支持率が急落し、不支持率と入れ替わったようだ。政治経済共に混迷の度を一層深めてきた。はたして音の輪コンサートが終わるまで、この政権は持つのであろうか。

青山 1月31日

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4月6日 第2回近所会「葉桜会」事務所向かいの小台公園にて 参加者10名

打楽器の森さんが料理を担当してくれた。料理研究を仕事にしているだけあって、材料の吟味から計画したできばえと味は、参加したみんなの贅沢な胃袋を満腹にしてくれた。男性諸君!お嫁さんにどうですか!

4月7日 第4回練習 快晴

練習が始まることになっても集まりが良くないので、今年はプログラムに写真を載せるの止めようかと思いつつも、最後まで待って見たらなんとか絵になるくらいの人が来たので、撮影を実行した。プログラムに使う候補作品を公開します。今年はサンヨーのデジタルカメラで撮りました。300万画素ですが、かなりの画質です。

青山 4月8日

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