新企画●音の輪コンサート ベスト セレクション

Vol.2 THE 17th OTONOWA　"The Final Concert by Reed
第17回音の輪コンサート「A. リード最後の指揮」

●予約受付中　5月4日　発売予定　1,000円（送料別）

5月4日の音の輪コンサートで　Vol.1-Vol.2 のどちらでも１枚　抽選で100名の方にプレゼント！！！

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ALFRED REED OTONOWA CONCERT Best Selection Vol. 2
THE 17th OTONOWA, "The Final Concert by Reed"

1.　パンチネロ
　　Punchinello/Alfred Reed (8'01")

2.　シンフォニック・プレリュード
　　A Symphonic Prelude/Alfred Reed (6'31")

3.　第5交響曲「さくら」
　　Fifth Symphony (Sakura)/Alfred Reed
　　第1楽章　Moderately and sustained; Allegro assai (8'19")
　　第2楽章　Freely, quasi recitative; Lento (6'36")
　　第3楽章　Allegro molto con fuoco (6'30")

4.　ピッコロ協奏曲ハ長調 A. Vivaldi
　　Concerto for Piccolo and Winds/arr. Alfred Reed
　　第1楽章　Allegro (4'18")
　　第2楽章　Largo (4'59")
　　第3楽章　Allegro molto (3'05")
　　●ピッコロ・ソロ：渡辺 泰 (新日本フィル）

5.　アレルヤ！ ラウダムス・テ
　　Alleluia ! Laudamus Te/Alfred Reed (8'04")
　
6.　アーディンの森のロザリンド
　　Rosalind in the Forest of Arden/Alfred Reed (5'00")
　
7.　星条旗よ永遠なれ J. P. Sousa　
　　The Stars and Stripes Forever/arr. Alfred Reed (3'46")

指揮：伊藤　透 1-3　A. リード 4-7
演奏：音の輪ウインド・シンフォニカ2005(第17回）
録音：2005.5.4　すみだトリフォニーホールにてライブ収録

●Vol.2 発売のご挨拶
　

第17回音の輪コンサート「A. リード最後の指揮」

　A.リードの作品をA.リードの指揮のもとで思う存分演奏しよう、という主旨で始まったこのA.リード音の輪コンサートは、2005年5月4日すみだトリフォニーホールで開催された第17回が最後の演奏会となりました。当日のリード博士は体力の衰えが著しく指揮することさえ心配されましたが、最後の最後まで真の音楽家魂を発揮し、この演奏会を共有した全ての人々に最も崇高な至福の時を残されました。

　この第17回の演奏会は、『A.リード博士 第14回日本管打・吹奏楽アカデミー賞受賞記念特別演奏会』とサブタイトルされて「記念特別バンド」が編成され、「春の猟犬」と「エル・カミーノ・レアル」が演奏されました。その演奏はこのCDには収められていませんが、前日に結成されたバンドとは思えないほど素晴らしいものでした。

　また、音の輪ウインドシンフォニカにおいては、パイプオルガンを使用した「アレルヤ！ラウダムス・テ」、ピッコロの名手・渡辺 泰氏（新日本フィルハーモニー交響楽団）の独奏によるヴィヴァルディの「ピッコロ協奏曲」、常任指揮者の伊藤 透氏の「第５交響曲（さくら）」も大変見事な演奏を聴かせてくれましたが、リード博士による「エルサレム讃歌」の深い憂愁に満ちた演奏は絶妙で最後の指揮に相応しいものであると同時に、自らが創り上げた作品によって到達した音楽芸術の極みを全て表現しきった喜びと自信に満ちた厳かな博士の表情に、聴衆も演奏者も言い表せない深い感動に包まれていたように思われました。

　振り返ると、日本におけるリード博士の音楽活動が、音の輪コンサート17年の歴史の中にに集約されるように感じられます。我々は、我々の時代の吹奏楽の英雄 Alfred Reed のもとで音楽を創造できたことを何にも代え難い財産とし、誇りとし名誉とし、これからもA.リードの音楽と共に歩み、さらなる活動を続けて参りたいと思います。

　これまでの長きに渡り我々を導き続けてくれた偉大な作曲家であり指揮者であるリード博士に心から感謝の意を表し、ここに永遠の安らぎとご冥福をお祈りいたします。

音の輪コンサート代表　
青山 均